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改象室 コレクションNo.4
改象室・・・このコーナーでは、今後アートロックシリーズにラインナップ予定の、まだ1本しかない改造(改象)プロトタイプや一般販売されていない珍しいZO‐3をご紹介してまいります。
第4回: グリコの景品らしい“DONBURI”ZO−3
ボクはちょっと暇になると“市中見回り”と称して、御茶ノ水の楽器街から神田の古本屋街にかけてブラブラと歩き回ります。ギター、古本、中古レコードに加えB級グルメ(天丼やとんかつ)の店と、ボクの好きなモノ達が集中するこの街は格好のお散歩コース。この散歩から帰る頃には大抵両手に古本やレコードの包みを抱えているものです。
今回ご紹介するこのヘンテコなイラストのZO−3と出会ったのも、2年程前に御茶ノ水で立ち寄った、とある楽器屋さんの店頭でした。色とりどりのZO−3が居並ぶ中、ひときわ異彩を放っていたのがこのギター。ご覧のように北斎チックなビッグウエーブに乗っかっているのが、サーフィンならぬラーメン丼(というかカップラーメン)という、とってもPOPで和風サイケなこのイラスト。


グリコがお菓子の販促景品用に限定50本くらい製造したものだと、エイ出版の“丸ごと一冊ZO−3”の中で紹介されていたのでボクもかろうじて知っていましたが、グリコの“グ”の字の表記もないので知らない人が見たらホント分けわからないだろうな〜と思います。珍しいのは認めるけど、コレちょっとどうかしらね〜と迷っていたのを購入まで決意させたのは、その音にありました。試奏させてもらってビックリしたのは、腰の座ったパワフルなサウンドが内臓スピーカーでも、外部アンプを通しても出てくるのです。ですから「サンシャイン・ラブ」のプロトタイプが出来上がってくる迄、ボクのメインZO−3としてセッション等に持ち出し、マーシャルから爆音を轟かせては周囲をビックリさせておりました。サイド・バックも鮮やかな黄色に塗装されており仕上げも丁寧です。
意味不明のイラストを差し引いたとしてもお気に入りの1本です。

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